まず相場を知る
中古GPUで一番多い失敗は「相場を知らずに言い値で買う」ことです。 出品価格(言い値)と実際に売れた価格(成約価格)には常に差があり、 上昇局面では言い値が先行し、下落局面では言い値が取り残されます。 トップページの成約相場は実際の落札・成約データの中央値なので、これを基準にしてください。
出品文チェックリスト
- 動作確認の範囲を確認する。「GPU-Z認識確認済み」「BIOS画面まで確認」は 負荷をかけた確認ではありません。認識してもゲームやベンチで落ちる個体はあります。 「FurMark/3DMark/ゲーム名で動作確認」「負荷時の温度」まで書いてある出品が理想です。
- 写真の枚数と質。基板裏・補助電源コネクタ・映像出力端子・ヒートシンクのホコリが写っているか。 写真1枚(しかも公式画像の流用)は避けるのが無難です。
- 分解歴・サーマルパッド交換歴。3090は裏面VRAMが高温になりやすく、パッド交換は定番メンテです。 きちんと書かれた交換歴はむしろ加点要素。無記載で封印シールが破れている個体は説明を求めましょう。
- マイニング・AI稼働歴。3090は2021年前後のマイニングと近年のAI用途の両方で酷使されがちです。 稼働歴は正直に書いてある方が信頼できます。「マイニング上がり=即NG」ではなく、 温度管理された個体はむしろ状態が良いこともありますが、価格には反映させるべきです。
- 「本体のみ・箱なし」は減額要素。再売却時に不利になるぶん、完品より1〜2万円安が目安です。
- 出品者の評価。直近の悪い評価の内容(すり替え・動作不良トラブル)を必ず読む。 PCパーツの出品実績が多い出品者が安心です。
ジャンク表記の読み方
| 表記 | リスク | 考え方 |
|---|---|---|
| 「映像出力しない」「認識しない」 | 高 | コア・VRAM死亡の可能性大。修理スキルがなければ部品取り価格でのみ |
| 「ファンから異音」 | 低〜中 | ファンは交換部品が入手しやすく、狙い目ジャンクの筆頭 |
| 「高負荷で落ちることがある」 | 中〜高 | サーマルパッド交換で直る例もあるが、VRAM劣化の初期症状の可能性も |
| 「動作未確認(環境がない)」 | 中〜高 | 実質ジャンク価格で入札すべき。動作品価格に近いなら見送り |
| 「サーマルパッド要交換」 | 低〜中 | 作業できる人には割安。パッド代2〜3千円と手間を織り込む |
オークションとフリマの使い分け
- 即決・フリマ(確定価格): 相場より安い出品は数時間で消えます。狙うなら通知を設定して即断できる準備を。
- オークション(入札): 現在価格に意味はなく、終了直前に相場付近まで上がるのが普通です。 「終了間際まで入札しない」「上限額を決めて自動入札」が鉄則。平日深夜・早朝終了の出品は競り負けにくい傾向があります。
- 値下げ交渉(メルカリ): 相場データを踏まえた具体的な提示(「直近の成約が◯円なので」)は通りやすいです。
購入前の環境チェック
- 電源: 公称350W・スパイクはそれ以上。750W以上(できれば850W)の80PLUS Gold級を推奨。8pin×2〜3本が必要です。
- ケース: 3連ファンモデルは長さ32cm・厚さ3スロット級が普通。事前に実寸を確認。
- 重量対策: 1.5kg超のモデルが多く、ステー(支え)があると基板のたわみを防げます。
受け取り後すぐやること
取引サイトの補償期間内(受取評価前)に必ず負荷テストをします。 FurMarkや3DMarkを30分以上回し、①クラッシュしないか ②コア温度(80℃台前半まで) ③VRAM温度(HWiNFO等で確認、100℃超が常態なら要対処) ④ファン異音、を確認。 問題があれば評価前に出品者へ連絡してください。